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August 2016アーカイブ

 2016年4月14日から熊本県を中心に相次いだ地震を受け、熊本県阿蘇郡の西原村や南阿蘇村において、医療支援活動を行う国際NGO世界の医療団。西原村では、被災したお子さんとそのご家族のストレスや心理的な影響を最小限に抑えるため、中長期的なこころのケア支援 「世界の医療団 熊本ニココロプロジェクト ~子どもたちの見守り活動」を、2016年4月28日から行われています。


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このプロジェクトを支援するため、バリューブックスから絵本など子供向けの本を、約50冊をお送りさせていただきました。

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毎週土日に、避難所に近い村の公共施設内の一室で『親子カフェ』を開催し、学校のない週末に子ども達の遊び場となっているそうです。


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大人以上に精神的な負担を抱えている子どもたちが、絵本を読んで少しでも笑顔になってもらえたら嬉しいですね。


***世界の医療団 熊本ニココロプロジェクト ~子ども達の見守り活動~とは?***

被災や慣れない避難生活からくる精神的な負担は大人と同様に子どもにも重く、普段以上に保護者やコミュニティでのケアを必要としています。しかし、被災にともない大人たちが忙しく立ち働いている、大人たちも子どもをケアする心理的な余裕がない、などの理由から、子どもたちのこころのケアは置き去りになっており、子どもとその家族のストレスや心理的な影響を最小限に 抑えるため、中長期的なこころのケア支援が必要であると判断しました。調査を踏まえて、支援ニーズが急務とされた西原村において、中長期的なメンタルヘルスへの影響を軽減することを目的に、子どもが自由に遊ぶことができる空間を提供し、小児科医、精神科医の監修のもと児童精神に精通したスペシャリストを派遣します。
また災害時メンタルヘルスケアにおける亜急性期以降の対応について、行政、地域の医療機関などの各機関と情報共有、協働し、適切な医療支援活動を行ってまいります。
〜世界の医療団様からいただいたレポートより〜


「親子カフェ」の他にも、被災した子ども達のストレス反応などに対し、どう対応してよいか分からないという保護者や教育関係者の声を受け、児童精神の専門家である精神医による講習会「こどもの接し方講座」も開催されています。


常に地域に寄り添いながら子どもたちに安心、安全な環境を提供し、子どもやその家族の不安やストレスの予防、軽減を図られているこのプロジェクト。
みなさまからお送りいただいた本で、みなさまと一緒に支援させていただいています!